「たいらぎもなか」を知ってるかい?

昼間は相変わらず暑いものの朝晩はタオルケットなしではちょっと寒くなってきた。

虫の声も夏バージョンから秋バージョンへとかわりかけ。

とはいえ相変わらず朝から虫達は賑やかだが。

「田舎は静かでしょ?」と言われるがとんでもない。都会よりずっと騒がしいぞ。

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                           秋晴れ


先月末から来年春まで大牟田の商工会さんとの商品開発がらみのお仕事で月二回のペースで大牟田に行くことになったのだが、昨日はその第一回目の集まり

どんな小さい町でもそうなんだが、道の駅やお土産物屋で見ているかぎりさほど興味を惹かれない地元の商品でも、実際にそれを作っている人たちと会って話を聞いたり、ちょっと興味をもって自分でネットで調べたりすると、実は深い歴史があったり、製法、原料にすごいコダワリがあったりして「へーっ」と思うことが多い。

これってどういうことかというと、せっかくの商品のウリや店主のコダワリが商品から外に伝わっていないということではないかとおもう。

もちろん対面販売できるものであれば試食してもらい、コダワリを言葉で伝え舌で感じてもらうことができるが、ほとんどの商品というのは作り手から遠くはなれたところで売られる。

知れば「へー買ってみようかな」という商品の魅力(味、歴史、こだわり)を試食や言葉なしに売り場で伝える手段はパッケージしかない

どんな素敵な人でも「汚れたTシャツに破れたジーンズにモジャモジャ頭」では初対面の人に「怪しい」と思われても仕方ないように(あっ俺のことか!)中身がすばらしくても数多くの競合商品の中ではどうしても外見が選択の判断材料になってしまう。

「お客様に買ってもらう」ということで初めて完結するのが商売。

「文字で伝える」「イラストで伝える」「写真で伝える」そのスタイルは様々だがその内面の魅力を上手に伝えるパッケージ力。決して「かっこつける」為ではなく、商品の魅力や作り手の思いを正しく伝える為に材料や製法にこだわるのと同じくらいデザインにこだわるというのは大切なことだとおもう

さて、今回は地元のお菓子屋さんや様々な業者さん達が自慢の商品を持ち寄って、いわゆるプチ会社自慢みたいなのをやってみようという事務局の面白いアイディアでちょっと長め自己紹介と、その後の僕ら外からの人間からの感想みたいなものからはじめようということだったのだが、始めてみると結構皆さんはなすことがあったようで、自己紹介だけですでに予定時間をオーバー。すべてがおわったのは結構な時間で、この時点ですでに島には帰れないこと確定だったのだが、いやいや、、楽しかった。

ここにもグッと来る商品が沢山あったなあというのが最初の感想。

特にお菓子屋さんたちは沢山の商品を持ってきてくださり、さらにお土産にもいただいた(感謝!)

大牟田名物の「かすてらまんじゅう」というのも各社ちょっとずつデザインちがっているのだが、その中で異彩を放っていて「たまらんなあ!」と思わず叫んじゃいそうになったのがこれ

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「たいらぎもなか」

なんと「たいらぎ」の形をしているのだね。か、、かわいい、、さらに中にはアンコと、タイラギの貝柱を模した餅が入っているとか、、くすぐられるぅ、、!

実はこの「たいらぎもなか」、結構歴史あるものみたいで地元の人に「たいらぎ最中いいっすねえ」というと「ん?ああ、葬式とか行ったらあれもらうんですよ」とそっけない。どうやら地元では見慣れた商品らしい。ちっ。でもこんなんあったなんて知らなかったなあ。若い女の子に見せたら喜びそうなんだけど、、


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そのほかにも数々の和菓子が。実は大牟田は他の炭鉱町と同じく和菓子屋さんがとてもおおいのだ。

もちろん今回は「大牟田市民のソウルドリンク」と勝手に呼ばせてもらっている「オームりんご(りんご牛乳)」のオーム乳業さんもこられてて、ちょっと面白い話が進みそう。

そのほかにも珍しいフルーツを作っている農家さんとか、以前一緒にラーメン缶を作ったり、ヨーロッパ、中東など14カ国にこんにゃくを輸出してる石橋屋さんもこられてて、残り半年でやらなきゃいかんことは山盛りながら、今まで暗闇と思っていた先に小さな光が見えたような、そんな一日だった。
by nocorita | 2009-09-09 21:16 | 動画 | Comments(7)
Commented by クーニー at 2009-09-10 01:15 x
「葬式・法事には必ずたいらぎ最中」といった地元のものです 笑
こんばんは、昨日はお疲れ様でした。
やっぱり島には帰れなかったのですね・・多分そうかなぁと思っておりました。
濃いい3時間半の会議でしたが、作ってる人たちの話を聞くと更に地元民でも造詣が深くなる楽しい時間でした。
次回が楽しみです^^
Commented by nocorita at 2009-09-10 10:45
こんにちは
先日はおつかれさまでした。ある程度想定内ではあったのですが、ニヤニヤしながら「ほれー!たいらぎ最中!まんまたいらぎみたいやろ?すげーやろ!」と友人達に見せたら「たいらぎってなん?」という反応がほとんど、、、ちょっとレアすぎっすか、、、
Commented by にゅうとらる at 2009-09-11 20:41 x
大牟田ってお菓子屋さん多いですもんね。
たいらぎもなかは知りませんでした。
しかも葬式饅頭みたいに葬儀の必需品だなんて。
しかし、このたいらぎもなかの型は特注なんでしょうかねぇ。
全国探しても同型はないだろうなぁ。ある意味レアなお菓子かも。
Commented by nocorita at 2009-09-11 23:33
僕も型が気になって聞いてみたんですが、最中の部分は他で焼いているらしくわかりませんでした。こういうのって型に入れたまま焼くんですかね?そうなら金属なんですよね?
Commented by クロスエイジ吉村 at 2009-09-12 07:03 x

 先日は、車で天神まで送っていただいてありがとうございました。

たしか、一昨日の新聞で読んだんですが、近年不漁が続いたタイラギも、養殖技術が進歩して復活が期待されているみたいですねー。


社長がいただいた大牟田のユニークなお菓子、うちの事務所でも
好評でした。

変な祭りや、不思議な風景(珍百景)がテレビ番組や本になるのなら、
全国の面白いお菓子を集めるってのも面白いのかなーとおもったりしました。
Commented by DAI at 2009-09-13 21:18 x
大牟田訪問お疲れ様でした。
社長さんのすばらしいセンスで、是非大牟田のすばらしい特産品を考えて下さい。応援してます。
Commented by nocorita at 2009-09-16 10:50
>daiさん
ありがとうございます。しかし「これまでにない画期的な商品」というのを作るってことはかなり難しいことですし、売れている商品たちというもののほとんどは結構いままでもあったけど見せ方を変えたとかそんな「磨きなおし」をしたものだったりしますよね。新しいものを生み出すのではなく磨きなおし。外から来た人間が単発の打ち上げ花火的な商品を作ったり、商品の磨きなおしをやったりして万が一話題になったとしても、それはその一回です。派手さはなくても「磨くべき商品の見つけ方」とか「磨き方」みたいなもののヒントをつかんでもらうのが僕らのやるべき仕事だと思います。それにより補助金とかできた外部からのデザイナーやら専門家やらがいなくなっても次々と自らが光る商品を生み出していけるし、その連鎖の中で全く新しい発想の商品も生まれてくるのかもしれません。とはいえ今回はよくある単なる勉強会的なものにするつもりはなく、物作りは商品を売って、お金を得てはじめて完結するわけですから、できるだけリアルなある意味どろどろした話も含めてやっていけたらなとおもってます


2009年春に能古島へ引っ越した僕らの仕事や生活の事


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