能古渡船と「二八観音」

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朝方まで雨が降っていたものの、今はすっかりあがって晴れ間も顔をのぞかせている能古島

とはいえ、昨日同様風が強いようで、我が家から見える対岸から渡って来るフェリーはここから見ても白い波をたてながら大きく揺れている。

「島に住んでいる」というとよく聞かれるのが「欠航の時とか大変でしょう?」ということ。

しかし能古島は博多湾の中にあるうえに我が家から対岸の港にとまっているフェリーが見えるくらいの距離、フェリーで僅か10分の距離なのでほとんど欠航にはならない。

この2年で「渡ろうと思ったけど欠航だった」ってのは3度くらいか。

昨年から息子はフェリーで百道の高校まで通いだしたのだが、フェリーが欠航して行けなかった(帰れなかった)ことは一度もなかったから、外にすんでいる人のイメージほどには「島」ではないとおもう。

そんな福岡と能古を結ぶ渡船だが、過去には大きな事故も発生している。

昭和21年の事、当時は小さな船だった渡船。

その日は運行していた二隻のうちの一隻が故障のため使えず、もう一隻が満席状態で運行していたのだが、とても乗せきれず、島への最終便は、どうしても島に戻らねばならない島民で船の定員を遥かに越える状態だったらしい。

そうして定員オーバーの状態でヨタヨタと姪浜の港を出航した船だったが、島へと姪浜の中間地点あたりで横波を受け、あっという間に転覆。

この事故で女性や子供達28人が犠牲となった。

当時この船に乗り合わせた現在も島に在住の方によると、自分の子供を頭の上に掲げて必死に泳ぎ、ひっくり返った船の上に避難している人に子供を渡して自らは沈んでいった母親もいたということだ。

渡船場から我が家へ向かう途中にある永福寺にはその犠牲者の方々のための「二八観音」があるのだが、今では10台近い車も乗せられるほど大きなフェリーとなった能古渡船にもそんな悲しい歴史があった。
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永福寺へは渡船場から左へ3分ほど歩き、「魚食べ処かもめ」さんの手前の道を右折。
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その細い道を真っ直ぐ歩いて約1分。
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by nocorita | 2011-04-19 16:52 | 島暮らし | Comments(0)


2009年春に能古島へ引っ越した僕らの仕事や生活の事


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