待つから美味いものもある


f0201157_23523150.jpg

冬の能古から見る福岡の街は空気が澄んでいるからかとても奇麗だ。

ま、朝晩はすっげー寒いけど

今年も残り半月となった。

仕事のほうは来年早々に発売の「むつごろうラーメン」のパッケージやら箱やらをそろそろ入稿せなばならず八智代さんはバタバタ。

僕のほうは年明けから始まる県の事業の打ち合わせがいくつか残っているくらいで、ノコニコ夫妻との年越しの晩飯をなにしようかなあなんて事考えてる。

f0201157_2354315.jpg

今週は先日取材していただいた際に素敵な写真までとって頂いた「外戸本」の発行に、22日の土曜日には昨年取り上げて頂いたTVQさんの「ぐっジョブ!!」の追加取材していただいた分の放送があるらしく、来年早々にトモマス飲料さんと発売予定の新商品の開発会議風景も出ているはずなので是非〜

さて、、、、

食べ物や飲み物には「賞味期限」というものがある。実を言うとラムネやアイスクリームみたいに賞味期限を付けなくて良い物もあるのだが、それにしても、なんとなくどんな食べ物もたとえ賞味期限内であっても「製造日から日が経たないうちに食べたほうが美味い」というイメージがあるような気がする。

だからスーパーなんかにいくと後のほうにおいてある牛乳(多分新しいものが後においてある)をわざわざ取り出してカゴに入れている人や、食パンの賞味期限を見て買ってる人がいるんだろう。

実はそんなことしなくてもスーパーでは賞味期限の管理ってのはかなり厳しくて、商品によっては賞味期限までまだ1ヶ月あるような商品でもメーカーに返品なんてことやってるので「買ってみたら賞味期限切れだった」なんてことはまずないはずなのだが、賞味期限内であったとしても、なんとなく「少しでも新しい物は古い物より良い」というのが一般的な食べ物のイメージなんだろう。

11月の話になるが、以前「Beppu」という「こんな本が無料だったら有料のガイドブック作ってる会社つぶれちゃうよ!」というくらい素敵な本に出ていた別府にある香蘭荘という小さなお菓子屋さんが作る「美味しそうなブランデーケーキ」をどうしても食べてみたいと、別府に行ったついでにナビを頼りに買いにいった。

その際にお店のオジサンに言われたのが「これは焼いたスポンジにブランデーをしみ込ませているんだけど、味が馴染むように最低3日は寝かせてから店頭にだしているんです。でもこれみたいにカットした物は3日でもいいけど、大きなホールのブランデーケーキは買った後に3週間くらい寝かせてやるともっと美味しくなるんですよ。」。

この話聞いたとき、なんかワクワクしてきた。

f0201157_23475885.jpg


そして思わず買うはずだった一食用にカットされた物だけでなくホールのブランデーケーキも買ってしまった。

「あーなんかこういう”寝かせる事で美味しくなる商品”ってって面白いなあ〜、、3週間寝かせたらどんなに美味しくなるのかなあ〜」と考えたら買わずにいられなかったのだ。

実際に味が良くなるというのもいいけど、家の棚を見る度にそこにブランデーケーキが置いてあって、「あー2週間前に買ったから、ずいぶん美味しくなって来てんだろうなあ、、来週くらいたべごろかなあ、、、」なんて楽しみに熟成を待っている自分の姿や、これをお土産でもらった人が同じようにワクワクしながら待っている姿を想像できる、なんて贅沢な商品なんだろうと。

それから約3週間後。待ちに待ったブランデーケーキを食べる日。忘れないようにちゃんとグーグルカレンダーにも書いてた。

3週間前にカットしたものを食べた時も美味かったが、なんだろう、、よりブランデーが染み渡ったようなとろける感じと広がるブランデーの香り、、、、やはり違う!!うまいぞ!!

しかし、まてよ、、、うん、、、もちろん寝かせることで、実際に味が美味くなったのだとはおもうが、、和菓子屋のオジチャンのウンチクを聞きながらブランデーケーキを買った時のワクワクと、3週間後に家族やノコニコ夫妻を前に和菓子屋のオジチャンから聞いたウンチクをまるで昔から知っていたように偉そうに語ってから厳かにブランデーケーキを取り出し、切り分け、一口食べた時に感じた美味しさってのは「3週間寝かせた(待った)から絶対うまいはず!」という「思い込みの部分」も大きく作用していたんじゃないのか??

でも、、であっても、いや、だからこそ、この商品の価値を間違いなくあげた「寝かせると美味しい」、、、そんなキーワードを持った商品って面白いなあと思った。

発酵食品や酒を除いた「一般的な食品」だと「新しいものほど良くて古い物は悪い」。

でも「寝かせると美味くなる」商品であれば作って2、3日経つと敬遠されるのではなく、果物買うみたいに「食べごろのある?」「今日たべるならここら辺が食べごろよ」とか「来週人にもっていくんだけど、そのころ良い感じになるのを頂戴!」「じゃあ2週間くらい寝かせたやつもっていけば?」なんてワインでも売り買いしているような会話が店頭で交わされるような、売るほうも買うほうも楽しい、そんな商品ができれば面白いんじゃないかなあ。

そんなことをコタツの中でぼんやり考えている。

f0201157_084918.jpg

昨年の夏、杏里ファームさんから以前いただいた鉢植えパイナップルも子供達が約1ヶ月くらい「まだかな〜」と待って待って美味しさ倍増!
by nocorita | 2012-12-17 00:18 | 食品 | Comments(1)
Commented by たっとの父さん at 2012-12-18 08:01 x
所謂、『熟成』ってやつですね♪この熟成は今後の食のキーワードになるかもしれないと常々思っています。ドライエイジングをはじめ、日本には無い熟成技術や口伝でしか伝えられていない地方の熟成食品なども発掘されるでしょうね♪あ、そのケーキおいらにはまわってこなかったなぁ(T_T)


2009年春に能古島へ引っ越した僕らの仕事や生活の事


by nocorita

プロフィールを見る
画像一覧

S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

記事ランキング

最新の記事

カタツムリハンター「Q」参上
at 2017-10-14 18:14
アザラシプリン&ナマケモノプ..
at 2017-10-11 14:29
大牟田市動物園の秋のイベント..
at 2017-10-04 17:17
「なめろう」が食べたくて
at 2017-09-25 09:56
糸島へ。「またいちの塩」&「..
at 2017-09-25 09:19

検索

以前の記事

2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
more...

カテゴリ

全体
会社案内
島暮らし
島暮らし 家
動画
飲料
食品
ガジェット
友人
遊び

島暮らし 畑
(有)ウィローへの行き方
子育て

画像一覧