雑談 雑談 雑談

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先日の雪の日以来、比較的暖かい日が続いているが、天気予報では週末はまた雪とか

年末年始と随分ゆっくりしてしまったが、年が明けてからなにげに忙しくなって来た。

まず、以前書いた事があるが、福岡県と、新宮町・古賀市・福津市・宗像市の4市町で構成する「宗像・糟屋北部地域広域連携プロジェクト推進会議」、通称「しこふむ(頭文字とったのね)」が地域資源を活かした商品の販路拡大を目指す「販路拡大プロジェクト」が本格始動。

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僕は週一回のペースで醤油屋さん、地域の味噌づくり団体、玉子屋さんを担当させてもらう事になった。

もちろん、どの事業者さんもそれぞれの業界の一線で頑張ってやって来たプロ。

そんなところに外の人間がいきなり入っていって「これつくろう!」と簡単に新しい商品を生み出したり「ここでこうやって売ればいい!」なんて言って商品を売れるように変えることができるなんて簡単な話はない。

その一方、今まで飲料メーカーを含め、いろんな業界の方と一緒に仕事をして来てわかったのは、業界にどっぷり浸かって、業界の「常識」が染み付いているプロからこそ見えていない物や部分も本当に多いということ。

「原料にこだわり、製法にこだわり、デザインにこだわった良い製品」を作る事は、プロにとっては実は難しい話ではない。ほとんどの製品はコストをかけ、手間をかければプロの技術があればできるはずだ。

各地の展示会や商談会にいくとプロの技術や珍しい原料を使った様々な「こだわりの製品」が並んでいる。どれも「正しくてすばらしい製品」ばかりだ。しかし、その中で一体どれだけの商品が「売れている」のだろうかといつも思う。

「良い製品」と「良い商品」は違う。

商品は売れて初めて商品としての価値がある。

業界のプロは「良い製品を作るプロ」かもしれないが、「良い商品を作るプロ」とは限らない。

「良い製品を作るプロ」と共に「良い商品」を作る為に僕らがやるべき事は、慌ててやみくもに新商品を作ることではない。プロにとってはどんな製品も「作る事」自体は「作るべき物」が決まれば割と簡単な事だから

僕らが時間をじっくりかけてやらねばならないのは、具体的なレシピやデザインではなく、彼らが作るべき「商品の世界」のイメージを一緒に生み出す事。

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それを生み出す為に必要なのは自由でワクワクするようなアイディアのキャッチボールの場であり、それは「商品企画会議」ではなく、「雑談」だと僕は思う。

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色んな業界のプロの方とお茶を飲みつつ、素人である事を武器に、素樸な質問や、非常識かもしれないアイディアをプロの常識にぽんぽんと投げ込んでいく。

雑談は、プロへの素人からの単純な質問から始まり、脱線したり、戻ったり、、急に飛んだり、、全く仕事と関係のない趣味の話や家族の話をしたり、、、。

そんな雑談の中で、最初は非常識なアイディアや突飛な話や、商品開発と全然関係のない話に笑ったり、驚いたり、あきれたり、時にはむっとしたりしていただけのプロの方が徐々に「なるほどー!おもしろいねえ!」とうなづきはじめ、遂には「じゃあこんなのはどう?!」なんてプロの側から「業界の常識無視」みたいな面白いアイディアが出て来たり、徐々に僕も参加者の人達もワクワクしてくる。

この段階では「実現性は先で考えることにして自由に語り合う」というルールを決めてすすめるので、当然ながら、そうやって出て来たアイディアのほとんどは「常識で考えると実現不可能な物」も多いから、そのまま消えて行く物も多いが、それはそれで構わないというか、逆に笑っちゃうようなくだらないアイディアがどんどんでたほうが楽しいし、それにより気分が盛り上がってくる。

そんなことを繰り返しているうちに、ふときづくと僕らは「売れる商品を作る為にどうしたらよいのだろうか?」ということ話し始めたはずなのに、いつしか「自分達自身が作る事が楽しい、自分達が欲しいものはこれなんだ。これが作りたいなあ」なんていうような「夢」の話をしていたりする。

さらにすすんでくるとその商品が存在する架空の世界や作っている自分達の姿、売っているお店の様子、手に取っている人や食べているお客さんの姿までが浮かんでくる。

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これは僕自身、2年前の椛島氷菓の企画をしていた時に実際に経験したことであるが、関係者全員がどれだけ話し合ったかわからないくらいに話し合って、商品単体ではなく、商品を含めた「カバ印ブランド」の世界の「あるべき姿」を自然に共有できたことで、具体的な商品や店鋪等を作り始めた時に、いちいち「どうしようか」と話し合う事なく、まるで完成写真を横においてパズルをはめていっているように(もちろんそれでも簡単な事ではなかったが)スムーズに進めて行く事ができたし、それは今も、今後もブレる事がないと思っている。

そんな全ての核となるイメージ作りはザワザワとした「雑談」から始まるのだ。

醤油屋さんと玉子屋さんについては、それぞれの事業者さんとの「雑談(打ち合わせ)」も既に2回が終了。

とりあえず具体的な商品の事は考えず、まずは色んな話をどんどんしたいと思っていたが、醤油屋さんも玉子屋さんも元々アイディア満載の方々ということもあってか、早速「これやったらおもしろいんじゃないかねえ???ちょっと調べてみますわー」なんてネタも出て来て思わぬスピード感。

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楽しく行こう!
by nocorita | 2013-01-25 14:39 | 島暮らし 仕事 | Comments(0)


2009年春に能古島へ引っ越した僕らの仕事や生活の事


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