「さようなら」能古島からの引っ越し

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朝方はなんとか雨も降らず、今日から発売開始となる「能古島の初恋」の納品にまわっていたが、納品を終わらせた頃から雨が降り始め、あっという間に本降りとなった。

そんな雨の能古島から一組の家族が15年の能古島での暮らしに別れを告げ、旅立って行った。

5人の子供達の名前に全て「のこ」の文字が入っているほど能古島が大好きで、いつも家族が仲の良い素敵な一家だった。

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最後の荷物を積んで一家で福岡に渡るフェリーの時間が近づくと、渡船場には続々と島の人達が集まって来た。そしてそれぞれに別れの挨拶を交わした。

別れるのが悲しくて泣いている子供達、雨の中やってきたお婆ちゃん、島の友人達、駐在さん一家、保育園の先生、、とにかく数十人もの盛大な見送りで、同じフェリーに乗って帰る為に改札に並んでいた観光客の人たちは「なにごとか?という顔をしていた。

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出発時間が近づき、船に乗り込むトラックに手をふって見送る沢山の島の人達。

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全ての車や乗客が乗り込むと、普段は立ち入ることができない浮桟橋の先まで見送りの人たちがぞろぞろと移動。船尾に並んだ一家と声をかけあった。

出発時間となり、普段は車や人が乗り込む扉を完全に閉めてから出発するフェリーが、扉を開けたまま静かに桟橋を離れて行く。

そして船上の奥さんが大きなお辞儀をするのを見届けたように船はゆっくりと扉をしめて去って行った。



引っ越し先は船で10分の姪浜から高速使えば車で30分ほどの春日。

住んでいるのが島でなければ「引っ越し」という言葉で済んでしまう距離で、島の外の人に話すと笑われてしまうくらい大げさ過ぎる別れなのかもしれないが、島に住んでいる者にとって「島を離れる」という事に対して感じる精神的な距離感というのは本当に長い長い距離に思えるのだと思う。

Wさん、ありがとうございました。新しい土地での暮らしが素敵な日々になりますように!
また会いましょう!
by nocorita | 2014-03-29 23:31 | 島暮らし | Comments(0)


2009年春に能古島へ引っ越した僕らの仕事や生活の事


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